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概要

nl86

August.2014 vol.86等研カンファレンスでは、国内外からの招高待講演者に加え、ポスター発表者や討論者などを広く公募によって募り、全国の大学や研究機関から専門分野を超えた若手研究者が多数参加しました。ポスターは会期中終日掲示されており、若手研究者が自らの研究を他の参加者たちに熱心に説明する姿が、ポスターセッション以外の時間にも昼夜を問わず見られました。このように若手研究者が著名な研究者と率直な会話を通じて交流できることも、高等研カンファレンスの大きな特徴の一つです。また、今回のカンファレンスでは、審査の結果採択された31件のポスター発表のうち、特に優秀なポスター発表者2名がオーガナイザーによって選ばれ、5月14日の午後に、Short Talkとしてそれぞれ20分間発表する機会が与えられました。若手研究者にとって高等研カンファレンスで得た議論やアドバイスは、彼らの研究活動に大いに示唆を与えるものであり、その経験は彼らの今後の研究活動に大きな励みになると期待されます。Short Talk“A subunit of polymeraseδ, p66promotes translesion DNA synthesis independentlyof polymeraseζpathway”Masaki Tsuda,Kyoto University国際シンポジウムでしたので、国内?海外の研究者の方々の講演を英語で聴く事ができ大変勉強になりました。また、日数も4日間とクロマチンに関して幅広く、かつ、深く最新の情報を交換出来ました。この参加を通して、他の研究者の方とディスカッションする事で、自分の視野が広がりました。この事は、今後の研究活動に活かしていける最良の機会だと思います。さらに、朝から夜まで、若手からシニアな研究者が、カンファレンス?食事を共にする事で、新たな交流を深める事が出来たのも良かった点です。ポスター会場での食事でしたので、ポスターの前に立っていると発表者がやって来て、自然にディスカッションが開始していました。このように、多くの研究者とつながりを持てるような工夫がありました。Short Talk“Comparison of genome-wide bindingsites for cohesin and related proteins forinvestigation of transcriptional regulation function”Ryuichiro Nakato,The University ofTokyo幸運にもショートトークに選んでいただき、諸先生方の前で私の研究を紹介する機会をいただいたことは大変光栄でした。この場をお借りしてお礼申し上げます。ショートトークでは、私の開発したChIP-seq解析プログラム"DROMPA"の紹介と、本手法を用いた解析結果について発表させていただきました。姉妹染色分体間接着因子であるコヒーシンが種々の転写因子と相互作用し、遺伝子の転写制御メカニズムの複数の段階に関与している可能性があることは、遺伝病CdLSの原因・機構解明に向けて重要であると考えています。日程も終盤でお疲れの中でも発表を熱心に聞いて頂き、また沢山の質問やディスカッションをいただき、私にとっても大変意義深い時間を得ることができました。session4特別講演3“Chromatin-RNA interface(クロマチンとRNAのインターフェイス)”RNAによるクロマチン制御“Toggling in the spliceosome(スプライソソームにおけるオンオフ反応)”Dr. SiomiDr. HiraokaDr. GuthrieDr. Abelson座長:Dr. Sakamotosession5“Molecular decoding 1(クロマチン解読の分子基盤1)”クロマチン分子はいかにコードを解読するのか1Dr. ZhangDr. ShinkaiDr. Ficher座長:Dr. Okada10 IIAS NEWS LETTER August.2014 vol.86